大分県日出町沖の別府湾で17日午前、プレジャーボートから海に入り、泳ぎ出した女性と助けに行った船長が船に戻れなくなりました。8歳の男の子の通報で2人はおよそ2時間半後無事に救助されました。
【写真をみる】8歳児が通報 母親約2時間半漂流…大分海上保安部巡視艇「ぶんごうめ」から救助
17日午前11時ごろ日出町の日出港からおよそ3キロ沖の別府湾で8歳の男の子から「ボートから泳ぎに行った母親が見えなくなり流されている。救助をお願いします」と110番通報がありました。

流されたのはこの男の子の母親と船長で、大分海上保安部によりますと錨を降ろして停泊中の2.9トンのプレジャーボートから海に入り、泳ぎ出した母親が潮に流され、船長が助けに行ったものの2人とも戻れなくなったということです。
警察から連絡を受けた大分海上保安部の巡視艇「ぶんごうめ」がおよそ2時間半後に漂流していた2人を発見。また、事故を知った亀川漁協の組合員が船を出し、停泊中のボートに乗ったまま110番通報した8歳の男の子を救助しました。
漂流していた2人は救命胴衣を着ていて無事で、また、男の子にもけがはありませんでした。