今回は収穫シーズン真っただ中の「トマト」を使ったパスタ料理です。旬のトマトの栄養とうまみがたっぷり詰まった一品です。

大分市月形にある「あんどう直売所」。県内各地で採れた新鮮な野菜をはじめ手作りのパンや惣菜などを販売していて、朝7時の開店と同時に市外からも多くの客が訪れるほどの人気です。

(あんどう直売所・安東富義さん)
「産地直送で来ます。農家の方が出してくれているので味に間違いがない」

今回の主役トマト、店には大分市から臼杵・竹田市まで県内各地の生産者が愛情を注いで育てたものがずらりと並んでいます。

栄養とうまみがたっぷり詰まったトマト。旬のものは、より甘みも感じられるといいます。

旬を迎えたトマト


(安東さん)
「いまのトマトは甘みが強い。いろんな人に来てもらってそれぞれのトマトを買ってもらって自分の好みの味を探してもらいたいです」

(かおるクッキング・坂本薫さん)
「それではトマトのコンタディーナを作ります。コンタディーナは農家とか農園・田舎風という意味でイタリアではポピュラーですが、自宅にある野菜やソーセージをいれて簡単に作れる料理です」

〇「トマトのコンタディーナ」レシピ
ー用意する材料ー
・スパゲティ 200グラム
トマトソース用
・トマト 4個 トマト缶 1缶(200グラム)セロリ1本 タマネギ 半分 ニンニク 1片 オリーブオイル 大2 鷹の爪 1本
パスタのトッピング用
・ズッキーニ 4分の1本 パプリカ 半分 ソーセージ 4本

まずは、トマトソースを作ります。ニンニクをみじん切り、タマネギは薄くスライス、セロリは角切りにします。

そして、トマトのヘタをとり、半分に切っていきます。トマトは油ととても相性が良くて油を入れてあげることでリコピンの効果もアップするので油は多め、そしてトマトと組み合わせることでビタミン率も吸収力もアップします」

続いて、鍋に多めのオリーブオイルをしいて、ニンニクを入れ、火が通ったら鷹の爪と先程切ったタマネギ、セロリをいれ炒めます。このあとトマトをくわえ、一気に火を通します。

(坂本さん)
「イタリアンの基本は乳化で油と塩そしてソースのなじみを良くさせるのがポイントです」

油と塩、トマトを乳化させるのがポイント


トマト缶を入れ、なじませながら潰していきます。このあと、パスタのトッピングを作ります。ソーセージはななめ切り、パプリカは角切り、ズッキーニは大きめに切ります。切った材料を炒め、粗熱をとります。

この間にスパゲティを湯がいてトマトソースと合わせます。お皿に盛り付け、トッピングをのせたら完成です。


(坂本さん)
「フレッシュなトマトを使っているので、酸味が強いですね」

色鮮やかなイタリアンパスタの「コンタディーナ」。トマトのうまみがたっぷり詰まった一品です。