サウジアラビアを訪問中の岸田総理は、GCC=湾岸協力会議の事務総長と会談し、FTA=自由貿易協定の交渉を再開することで合意しました。

GCC=湾岸協力会議は、サウジアラビアや、UAE=アラブ首長国連邦などペルシャ湾岸の6つの国から構成される地域協力機構です。

岸田総理は16日、訪問先のサウジアラビアでGCCのブダイウィ事務総長と会談し、FTA=自由貿易協定の交渉を2024年中に再開することと、それに向けた事前協議を始める方針で合意しました。

日本としては、自動車など工業製品の輸出にかかる関税を引き下げ、貿易・投資関係を促進する狙いがあります。

また、「日本・GCC外相会合」を定例化させ、各国との間の二国間関係を強化する方針でも一致しました。