12日、13日と富山県内に甚大な被害をもたらした記録的大雨。浸水被害が多かった富山県高岡市では住民たちが後片付けに追われています。
記者:「高岡市石堤です。谷内川が氾濫し床上浸水の被害に遭った住宅では、朝から後片付けに追われています」

12日夜。高岡市石堤地区の山あいを流れる谷内川が氾濫。護岸擁壁がおよそ80メートルにわたって崩落しました。

この影響で付近の男性の自宅はみるみるうちに川の水が押し寄せ30分ほどで1階部分が水につかったといいます。



被災した男性:「いるものだけちょっと2階にあげようと思ってあげていたら、下に降りられないくらいの感じで。この位置まで水がきた。地面からいえば多分160センチくらいかな」




富山県内の浸水被害の半数以上を占める高岡市では床上浸水が20件、床下浸水が116件確認されています。

被災した男性:「だめやわ。じいちゃんの大切なやつ…」

男性の自宅には近くの住民たちも手伝って食器棚などの家具を運び出すなど復旧作業に追われていました。

被災した男性:「家財も仏壇も水につかっているので。大切なものもあるんですけど処分しなきゃいけないかな。正直、生活するにはまだ厳しいかな。ここから出るというのも視野に入れている」


