小学校の英語教育は3年生から外国語活動が始まり、5年生から教科として評価も行われます。県教委では18の推進校で授業の改善を重ね、児童の英語力の向上を進めています。
県教委義務教育課・田代和馬さん「小学校に文法はないので、言葉を聞いて慣れてだいぶ言えるようになって、中学校に行ってこういう仕組みだったんだなというのを文法で学ぶ」
推進校の一つ佐伯市立上堅田小学校は、文部科学省の外国語教育実践協力校にも指定されています。この日、5年生のクラスでは英語専科と担任の先生、ALT(外国語指導助手)の3人による授業が行われました。授業ではタブレット端末を使用。わからない単語が出た時は推測したり思考したりすることを大切にします。
児童「自分が知らない英語をどんどん知って英語でしゃべられるようになるのが楽しみ」

担任の教諭「心強いです。専科の先生から学びながら外国語の授業の進め方を勉強している」
佐伯市立上堅田小学校・福田優子校長「みんなで解決する何度も失敗を重ねて塗り重ねていくことで子どもたちにコミュニケーションの力をつけさせる」
県教委のデータでは推進校の児童の英語力は向上していて、今後は中学英語との連携をどう進めるかが課題となっています。