突風の正体は「ダウンバースト」「ガストフロント」か

加藤キャスター:
これらの突風は一体何だったのか?

突風をもたらした現象は、11日のものについては、気象台の調査で、「ダウンバースト」、または「ガストフロント」の可能性が高いということがわかっています。

根拠としては、▼発生時に活発な積乱雲が通過中だったこと、▼突風は比較的短時間(1~10分程度)だったこと、▼強い雨やひょうを伴っていたという複数の証言、などが挙げられるということです。

「ダウンバースト」とは…

積乱雲が発生したとき、そこから出てくる、下降気流が地表にぶつかることによって、冷たい空気が水平方向に広がること。被害地域は、円形・だ円形に広がるのが特徴です。

「ガストフロント」とは…

積乱雲から発生する、下降気流の下にある冷たい空気が、水平方向に、暖かい空気の方に向かって移動すること。被害地域は、ダウンバーストより広範囲であることが特徴です。

両者とも、上昇気流でできる竜巻とは違う仕組み。