家計にとってはさらに大きな打撃となりそうです。
原材料や燃料の価格高騰などにより、生活に身近な食料品が1日から、また値上がりしました。
値上げの対象となるのはインスタントのカップ麺や調味料など、約3000品目です。
日清食品によりますと、1日の出荷分から価格を5%~12%アップさせ、カップヌードルのレギュラーは21円の値上がりとなります。

また、調味料も約460品目で値上がりしブルドック中濃ソースは20円高くなるということです。

我妻優記者
「これからの季節に食べたくなるのがアイスですが、こちらも値上げの対象となっています」

また菓子やアイスの価格も高くなります。
ロッテは166品目を1日から、順次値上げするとしていて、雪見だいふくは140円から150円に。

森永乳業も人気商品のピノが140円から150円へ値上げするということです。

みやぎ生協では来月以降、順次値上げ分を店頭価格に反映させる予定です。
止まらぬ値上げラッシュに消費者は…。
買い物客
「年金は下がるし、物価は上がるし大変困っています」
「買うものは買わなきゃいけないし、しょうがないと思っている。できるだけ無駄遣いをしないようにします」
家計を直撃する値上げ。今後も続くのでしょうか?
帝国データバンク仙台支店情報部 紺野啓二部長補佐
「コロナ禍による供給制約とか輸送費の高騰、加えてウクライナ紛争による原油や小麦の原材料の価格高騰が、ジワジワと消費者価格に転嫁してきた。(値上げは)今年いっぱいは続く可能性がある」

民間の調査会社帝国データバンクによりますと、7月以降も主要食品105社が酒類やパンなど約4500品目の値上げを予定しているということです。
帝国データバンク仙台支店情報部 紺野啓二部長補佐
「値上げに対して消費者が拒否反応を示して、売り上げが減るということになると消費者とともに企業も厳しい状況に陥る可能性がある」
値上げが発表された食品の数は、今年1月からだと1万品目を超えているということです。
7月以降にはペットボトル飲料や円安で輸入コストがかかるワインなどの価格が引き上げられるということです。