高値が続くガソリン価格。
影響が特に大きいのが、運送業界です。
■アルプス運輸建設 上嶋金司(かみじま・きんじ)社長
「1円2円がね、やっぱり年間ってことになってくると、相当な金額になってしまうんで」
松本市神林(かんばやし)のアルプス運輸建設。

大型トラックなど80台余りを所有していて、1か月にかかる燃料費は2,000万円に上ります。
■アルプス運輸建設 上嶋金司社長
「年間の金額ベースで、3,000万から4,000万円一気に燃料費が増えた。これはきついよね、それはね。それがもう3年くらい続いてるんで…」
本社近くに設けた自社の給油スタンド。
軽油で走る大型トラックの燃費は、1リッターあたりわずか3キロほどで、大量の燃料が必要です。
この会社では、加盟するトラック会社の組合で燃料を共同購入することで、市場と比べ価格を安く仕入れることができています。

ただ、燃料費の値上がり分をそのまま運賃に転嫁させるのは難しいといい、先行きに不安を隠せません。

■アルプス運輸建設 上嶋金司社長
「これ以上ね、(燃料費が)今のような感覚でってことになると、本当に思い切った車減らすかとか、そうなると人も減らそうかとか、本当に商売の、事業の継続ようなことにも関わってきちゃうんで。早く収まってくれればいいんだけど」














