Q『ゾーン30』を知っていますか?
「知らないです」
「知らないですね。なにか書いてあるのはうっすら分かるけどゾーン30なのかどうかも分からないです。」
Q後ろの標識は何かわかりますか?
「スクールゾーン?」
正しく理解している人はほとんどいませんでした。
過去6年間に『ゾーン30』として設定されている道路で起きた人身事故の件数です。

ばらつきはあるものの、多い年では69件もの事故が発生しています。
そこで事故防止の強化に期待されるのが、物理的デバイスの追加で“パワーアップ”した『ゾーン30プラス』なのですが…

【記者リポート】
「この車はスピードは速くありませんが、左右の白線を無視して通行していますね…」
『ゾーン30プラス』のエリアを取材していると、『狭さく』で減速する車が多いのに対して、道路の左右に白線が書かれた『シケイン』は無視して走る車がほとんどです。

【上越市道路課 山辺志信副課長】
「本来であれば縁石などで、もう少し“物理的に”この曲がりくねりを作り出せればよかったんですけど…」
縁石を置けなかったのには、上越市ならではの理由がありました。