交通事故についてデータから見ていきます。

過去5年間に新潟県内で起きた車両と歩行者の交通事故のデータを見てみると、年々減少傾向ではありますが、去年1年間でも446件の事故が起きていて、そのうち登下校中の事故は、過去5年の平均でおよそ33件発生しています。

また、車と歩行者の交通事故における車の速度と歩行者の致死率を示したグラフでは、車の速度が30キロ以下の時は低い致死率になっていますが、時速30キロを超えると一気に致死率が上がることが分かります。

こうした理由から、2011年から全国で整備が始まったのが『ゾーン30』。
生活道路における歩行者や自転車の安全な通行を確保することを目的とし、『ゾーン30プラス』の前身となるものです。

新潟市中央区ないでも、小学生の通学路になっている道路が『ゾーン30』に指定されているのですが…
大通りからの“抜け道”として、スピードを出して車が走ることも多く、近くの交番の警察官が通学路に立つこともあるそうです。

【小学生を見守る地域の人】
「スピード出していくんですよ、それが一番怖いね」
「速けりゃ45、50キロくらいでしょ」
「ゾーン30を若い人は知ってると思いますけどね。年寄りは分からないかもですね」

大通りに面している、JR新潟駅に近い道路も“抜け道”として使用されています。

『ゾーン30』について、街の人に聞いてみると…