新潟県上越市と上越警察署、国土交通省とが連携し、新潟県内に初めて導入した『ゾーン30プラス』。

設定されたのは周辺に7つの学校があるエリアで、地元住民の要望も多かった“通学路”に設定されました。
【上越警察署 小林和則交通課長】
「生活道路であるとともに、児童・生徒の通学路で多くの人が利用するということで、住民の合意を得て選定しました」

実際に、このエリアを記者が運転してみると…
【記者リポート】
「この先がゾーン30プラスなのですが…ありました!緑色の地面の標識がかなり目立ちます」
【上越市道路課 山辺志信副課長】
「こちらは『狭さく』という物理デバイスになります」

今回、設置された物理的デバイスのひとつ『狭さく』です。道路の両脇にポールを立て、道幅を狭くすることでドライバーに減速を促します。さらに…
【記者リポート】
「この先、左右に白線が書かれていることによって、視覚的にかなり道幅が狭く感じます」

道路の左右にペイントされた白線は『シケイン』と呼ばれる物理的デバイスで、クランク型の曲がりくねった道路を作り出してスピードの抑止効果を狙います。

【上越市道路課 山辺志信副課長】
「抜け道として使われると、それで抜け道を通る方で意外とスピードを出す方が多いもので、こういった対策を実施したというところです」