海水浴シーズンを前に水難救助の際の連携を強化しようと、海上保安部など3つの機関による合同訓練が、11日、長崎港で行われました。
訓練には海上保安部、県警、消防の潜水士20人が参加しました。
長崎海上保安部によりますと、管内で去年1年間に海の事故に遭った人は28人でおととしより5人増加しました。

こうしたことを受け、海水浴シーズンを前に水難救助にあたる3つの機関が連携の強化と技術向上を目指して訓練を実施。
潜水士たちは深さ約5mの海に潜り、救助の際に使うロープの結び方やそれぞれの役割などを確認しました。

長崎海上保安部・警備救難課・稲永光哉課長:
「技術・技能を(三機関で)共有することで着実に海難に対応できると考えております。
(市民には)水で遊ぶ危険性を認識していただいて救命胴衣を着用したりということに気をつかって、安全に楽しんでいただければと思います」
三機関は今後も定期的に合同訓練を行いたいとしています。