九州北部地方に大雨をもたらした梅雨前線は、11日も対馬海峡付近に停滞する見込みで、気象台は10日夜はじめ頃にかけて、土砂災害や河川の増水に注意するよう呼び掛けています。

対馬海峡付近に停滞する梅雨前線の影響で、長崎県内は10日朝も大気の状態が非常に不安定となり、壱岐市石田では1時間に65.5ミリの非常に激しい雨が観測されるなど、大雨となりました。

降り始めからの降水量は、
松浦…223.5ミリ
壱岐市芦辺…195.5ミリ
長崎市長浦岳…119ミリ
などとなっています。

この影響で、武雄温泉ー博多間のリレーかもめや、九州各地への高速バスが10日は終日運休となり、11日の運行も未定となっています。

また、10日の大雨では福岡と大分に特別警報が出され、住宅が土砂に巻き込まれるなどしたほか、佐賀や山口でも土砂災害が相次ぐなど、広範囲で被害が発生しています。

梅雨前線は11日にかけて停滞する見込みで、気象台は10日夜はじめ頃にかけて、土砂災害や河川の増水などに注意するよう呼びかけています。