この夏、兵庫の地で琉球の風を吹かせる――。神戸国際大付の注目の2年生ピッチャー・津嘉山憲志郎。生まれも育ちも沖縄県。中学時代に県内外約20の強豪校から誘いを受けた逸材だ。その中でも神戸国際大付を選ぶ決め手となったのが、甲子園で生観戦した2021年センバツの開幕戦。神戸国際大付が北海(北海道)に逆転でサヨナラ勝ちをおさめた一戦に胸を打たれ、沖縄から海を渡り名門の門を叩いた。
鳴り物入りで入学した右腕は、すぐに頭角を現した。昨夏の兵庫大会では、1年生ながら7試合に登板。社との決勝戦では2-2の6回からマウンドにあがり、延長12回までノーヒットの好投。その後、タイブレークに突入し延長14回で力尽きたが、1年生とは思えない堂々たるピッチングを魅せた。














