マイナンバーをめぐり全国的にトラブルが相次ぐ中、熊本市では先月カードの返納が25件あったことが分かりました。熊本県全体でみると、マイナンバーカードの返納は63件にのぼります。

熊本市によりますと、先月マイナンバーカードの返納があったのは25件で、その理由のほとんどがマイナンバー制度に対する不信感や個人情報が漏れる事への不安だということです。

マイナンバーカードを巡っては、県外の自治体で、他人の住民票が発行される事案が発生していて、同じシステムを使う熊本市では6月30日からコンビニエンスストアでの証明書交付サービスが停止されています。

大西一史 市長「マイナンバー制度そのものへの信頼を大きく損なう状況であると強い危機感を持っています」

また、県によりますと熊本市をのぞく15の市町村でも、あわせて38件のカード返納があっています。