刃物事件などに備えて、女性警察官の逮捕術などの技術を向上させようという研修会が31日、宮城県警察学校で行われました。

県警察学校で行われたスキルアップ研修会には、110番通報で最初に駆けつける可能性が高い機動警ら隊や交番などに勤務する女性警察官36人が参加しました。
この春導入された凶器を持った犯人と距離を取る三段式警杖の活用方法などを学びました。

今回の研修会は、4月から県内で刃物を持った男の目撃が相次いでいることを受け、最前線に立つ女性警察官の対応力を強化するとともに、事故防止に万全を期すのが狙いです。

東仙台交番 戸澤海春巡査:
「(2018年に)殉職事案があった交番で勤務しているということで、来署する人
全てに対してもしかしたら刃物を持っているかもしれないとか考えながら勤務しているので、今回の研修もそういった時のことを考えながら参加しました」

常に備えを 東仙台交番 戸澤巡査

県警では、女性警察官が自信を持って職務にあたれるよう、今後も、このような研修を続けていくということです。