こういう例えがふさわしいかどうかわかんないんですが、ギリシャ神話でプロメテウスの火っていうのがあって、ギリシャ神話の神プロメテウスが人間に火を与えたと。そのときに火っていうのはもちろんその人類の進歩にとっては欠かすことができないので、その後調理に使ったりあるいは暖を取ったりということで、人々が進化していった、これ神話の話ですけどね。ただ一方でなんでそもそも神々がその火を人間に与えるのかを躊躇してたかというと、やっぱりそれが災禍をもたらすとということだったと。火事があったり、もちろん戦争という意味でのいろんな災禍をもたらすからだと。道具、この教訓が言ってるのは、道具というのには、二面性あって、一つはとっても便利だけれども何か大きく損なわれるものがあるということが教訓なんだと思います。火ですら、ギリシャ神話の時代からそういうことが言われていて、考えてみるとナイフ一つとったってそういうことが言えるし、あるいは自動車みたいなものもそういうことが言えるんだというふうに思います。
物事には二面性があって、確かに負の部分を強調すると生成AIなんかを使うとですね、人間がいらなくなるとか、職員がいらなくなるみたいな話はあるかもしれませんが、この神話の教訓が私達に伝えているようにですね、新しい技術やテクノロジーっていうのは私達の人類の進歩や、大きく言えばですね。もうちょっと身近に言えば暮らしの進展や業務の改善にあるだけのものでありますので、これを導入することに躊躇することになんの意味もないですし。しっかりとした形でですね、この県庁の中で使えるという環境を作っていくことのほうがむしろ私は大切なことだと感じています。
Q次期青森県基本計画について、本年度が次期計画の策定年度に当たりますが、知事として現行計画から見直しが必要とお考えになっているもの、あるいは反映させたい要素があれば、お考えをお聞かせください。
まだ具体的にどういうふうに進めていくかということの議論は進んでいません。従ってもう少しその議論を待っていただきたいというふうに思いますが、計画の目標から、施策から基本的には大きく見直していきたいなというふうに思いますが、これまでですね、非常に順調に推移している分野あるいはコロナや物価高・燃料高等から回復しなければいけない経済分野とか、それはですね、今まで私自身が選挙やこうした会見を通じて申し上げてきたことをしっかり実現していきたいというふうに考えております。公約を実現するための一つの政策のまとまりとしての位置づけをこれから持たせていきたいというふうに考えてますので、今日は方向性を伝えることだけにさせていただきたいと思います。
Q先ほどお話に出ましたChatGPTの件なんですけれども、積極的に県庁業務にも取り入れていきたいということで、このスケジュール感であったりとか、いつから試験的に運用したりとか、そういったものはどのようにお考えでしょうか?
7月13日にこの職員向けの研修会がありますので、そこからスタートということになりますが、環境としてはですね、別にいつからでもスタートできるような環境になってるというふうに思います。
県庁の業務っていうことでいけば、私自身の業務というかですね、これにはもう既に結構使っておりますので、そういう意味ではもうスタートしてるような気もしますが、全体でどう進めるかはDX推進課を中心にですね、今後検討していっていただきたいというふうに考えてます。検討していきます。
Q JR津軽線について、昨夏の豪雨災害で蟹田ー三厩間が運休し、同区間の交通体系については協議が続いております。JR側ではバスタクシー転換を最も適していると提案していますが、知事としてはこの交通体系にどのようにお考えでしょうか?また、10月には存廃を巡って自治体事業者が話し合う再構築協議会の設置も可能となります。これは国の財政支援もありますけれども、この再構築協議会を沿線自治体だったり、JRにその設置を促す等の可能性というのはありますでしょうか?
まず津軽線蟹田以北については、今別外ケ浜地域交通検討会議というものが今行われてますので、まずしっかりと地域の意見をとりまとめていただきたいということが私達の基本的な認識であります。この会議では様々なですね、方向性が検討されているというふうに伺っておりますが、地域ごとに考え方が異なるという部分もあろうかと思いますので、…両長や地域住民の皆様のその納得のいく、ある程度ですね、納得のいく結論を終えて、まずはいただきたいと思います。こういうことになります。
再構築協議会については、これは津軽線だけではない話だと思いますので、県全体の方針をしっかりと定めてから皆さんにお伝えをさせていただきたいと思います。
Q ChatGPTについて県庁とか官公庁で使うことでのメリットであったり、どういった分野活用が期待されるとお考えでしょうか?
もう挨拶や定型文については、もう瞬時に出来上がりますのでそういったところの業務効率化には大きく貢献するというふうに思います。私自身が今使ってるのは3.0のバージョンなので、2019年までのデータしか多分入ってないし、今有料で使えるのが4.0まで進化しているというふうに聞いてますので、これがどのような形で活用できるのかはまずしっかりと職員の方で研究を重ねていただきたいと考えてます。ちなみに今の答えもChatGPTっていうわけではないです。はい。
Q青森県政とは直接関係ないんですが、大阪の寝屋川市長がですね、任期中の4年に一度、市民を対象にしてその支持率を調査してですね、その支持率に応じて市長の給与をカットすると、条例案を提出しておりましてですね。明後日にも採決される見通しなんですが、首長の給与のあり方っていうものに一石を投じる条例案とも言えると思うんですが、これに対するその知事の賛否と所感をお願いできればと思います。














