宮下宗一郎青森県知事の就任以降、初の定例記者会見が5日青森県庁で行われました。以下、会見全文。

本日の庁議では青森県経済統計報告、特別展となる「三内丸山と漆」の開催について報告がございました。
また私からは、庁議メンバーというか県庁に対しまして、県庁職員に対しまして、業務の効率化について、それから庁内の働き方と目標について、職員間のオープンなコミュニケーションについて、そして公約の実現にについてということで、指示をいたしたところでございます。私からは以上です。

以下、各社からの質問。

Q改めて宮下知事就任おめでとうございますはいありがとうございます。就任して1週間が経過しました、知事として1週間を過ごした所感をお聞かせいただけますでしょうか?

はい全職員の皆さんに温かく迎えていただいたこと。そして市町村長と40市町村の皆さん来ていただいて、まず顔合わせと少し意見交換ができたということもありました。また昨日は県議会の各会派、皆様にもご挨拶をさせていただいて、そして明日からいよいよ初めての県議会ということで仕事の立ち上げスタートアップという意味では非常に順調にいってるなというふうに感じております。
またこれからはですね、県民の皆様とのふれあいの機会も少し増やしながら対話集会等も企画していきたいというふうに考えていますので、いよいよ7月8月9月ぐらいから本格的に新しい県政が動き出して、政策の打ち出しも次々とあるような、そういう姿を見せられるようにさらに準備を加速化していきたいとこのように感じてございます。

Q白紙撤回を訴えている仮称みちのく風力発電事業の事業者に対して当選後すぐにでも自身の考えを伝えたいと話していらっしゃいましたが、その段取りや時期について見通しはいかがでしょうか?

なかなかですね、今準備している状況ですので、具体的な政策について詰めていくという段階ではにはまだ至ってないというのが正直本音のところであります。
ご質問のありましたみちのく風力発電事業につきましては、関係自治体の市町村長もですね、これは基本的には反対をしている事業だというふうに感じています。まずはその事業者がそうした環境の中で今後どのような方針を打ち出すのかということを少し注視をしていきたいというふうに思いますし、私としての知事としての意思としては白紙撤回を求めていくということに変わりはないということを繰り返しになりますが、改めてお伝えをしていきたいと考えてございます。

Q冒頭ありました庁議で県の職員の皆さんの働き方ですとか、業務効率化に付いて指示なさったということなんですけれども、具体的にはどういった指示だったんでしょうか?

トップの変わり目っていうのは仕事のやり方というのは大きな変えるチャンスだというふうに私自身も職員の頃そう感じていて、そういう場面に多く職員をしてる間に出くわしました。従ってですね、今までがどうだったかということをよりも、今までやってきた仕事をもう一度1から見直して、無駄とまではいかなくてもですね、省力化したり、効率化したり、成果を出すために新しい視点を持ち込むということが必要なんではないかということで、当たり前を見直しましょうというようなことをお話をさせていただきます。
またですね、働き方っていう部分でいきますと、庁内1周しましたが、やっぱり執務環境が厳しい、あるいはもっともっとですねオープンに広いスペースの中で仕事した方がいいんではないかと思われるような部局もありましたので、そういったところについては庁議メンバー県庁の幹部職員になりますから、そういった責任の中で改善に取り組んでいただきたいということと、やはり今、外に向けた青森県の目標って選ばれる青森ということで、三村県政ずっと推進してきました。こうした外の目標に加えて、県庁の中の目標も立てて、職員が一丸となって仕事に県民目線で取り組むそういった環境を作っていこうということを呼びかけさせていただいています。

Q効率化という面では知事が公約にもⅮX推進を掲げてらっしゃいますけれども、例えば県庁業務に新しいデジタル技術を導入したりとか、そういうお考えはありますか?

非常にですね、私自身も関心が高い分野で、特に最近話題になるのがChatGPTだというふうに感じています。生成AIということになると思うんですが、これは積極的にですね。県庁の業務に取り入れていきたいというふうには考えています。
実は7月13日に庁内の業務効率化を図るために、デジタルツールを紹介する職員向けのICT体験会を開催することになっていまして、私は議会中でちょっと参加できないんですが、職員向けの体験会ということなんですがぜひメディアをオープンにして、やっていきたいというふうに思いますので、職員がこの新しいテクノロジーに馴染んでいくのかということをぜひ報道していただければというふうに思っています。40市町村の範になるようにですね、取り組んでいきたいと思います。

Q40市町村の範になるようにということでしたけれども、例えば民間のですね、企業とか、様々な団体のそういう効率化を牽引するような取り組みをしたいという思いもありますでしょう?

県庁がDXを大きく推進されると、そういう意味ではですね、県内の事業者もそれに倣って進めていくということもあろうかと思います。とりあえずその発注の分野で進めばですね、受注する企業の皆さんや事業者の皆さんっていうのは必然的にこのDXを進めていかないといけないという環境になってきますから、県庁が牽引する県庁の中でのDXは職員で進めて、県庁が進めるDXが全県でけん引できるような形を作っていけたら、これは非常に望ましい形だと私自身は考えています。

ChatGPTに関して地方自治体、中央省庁でも活用の方針については見解が分かれている状況ですけど、知事が言う先ほどおっしゃった積極的に取り入れていきたいというお考え、改めて意図であったり背景についてお聞きしたいんですが?