どんな犯人像が浮かび上がるのか、専門家に聞きました。

 「やっぱり強い殺意があったのかなと。まして遺体を切断するっていう行為は、何かしらの強い思いがある」
 そう話すのは、犯罪心理学が専門の北翔大学・飯田昭人教授です。
 今回の事件について、計画的な犯行であると分析します。

北翔大学 飯田昭人教授(犯罪心理学)

北翔大学(犯罪心理学) 飯田昭人教授
「発作的に殺すつもりがなかったというのは考えづらい。そうであれば刃物とかスーツケースのようなものは、普通持参しないと思うので。やっぱり用意周到、つまり発作的に起こしたことではない、殺害して何かしら遺体を切断する目的があったのかなと予測します」

 また、頭部を持ち去ったとみられる行為については…

北翔大学(犯罪心理学) 飯田昭人教授
「まず一つは、やっぱり身元の特定を遅らす目的で、計画的に殺害を考えたのかなというのが、思い浮かびました。ただ、もし何かしらの男女問わず恋愛感情のようなものがあった場合には、その人の一部である、例えば頭部を持ち去って、自分の手元に置いておきたいというような。顔というのは一番その人間を表すものだと私は思いますので、例えば愛情の強さですとか、愛情と憎しみの強さのようなものが、例えば他の部位ではない頭部になったのかなと、そういう可能性も現時点の情報では捨てきれないのかなと思いました」