恵梧くんの疑問について、専門家に聞きました。

鳥取県立博物館 鶴智之 学芸員
「おそらく近くに弓ヶ浜の海岸があるので、そこに豊かな自然の砂浜が残っているでしょうから、そこに住んでいたものが夜になって活動を始めて飛んできて、住宅街の明かりに集まってきた、そこを発見されたのかと思います。かなりよく飛ぶ虫なので、住宅街まで数キロ飛ぶことは十分考えられることだと思います」

「クワガタ虫との違いなんですけど、触角の形が違いまして、クワガタ虫は触角がLのような形になっているんですけど、オオヒョウタンゴミムシは細長い状態になっていて、区別ができます」

そして米子市内の住宅街で見つかったこともかなり珍しいことだと言います。

鳥取県立博物館 鶴智之 学芸員
「全国的に数が減っている昆虫で、鳥取県でも確認はされているんですが、県内でも絶滅危惧種の2類に指定されている昆虫です。私は鳥取県に来て6年目になるんですけど、まだ私も捕ったことがないです」

鳥取県では、鳥取砂丘周辺の海岸などで稀に見られることがあるという「オオヒョウタンゴミムシ」。
毒はありませんが、挟む力が強いため注意は必要ということです。