相続税や贈与税を算定する際の基準となる、土地の価格、路線価が発表されました。岡山では、最高路線価の前年(2022年)からの上昇率が、全国の都道府県庁所在地のなかで1位となっています。

岡山県の最高路線価は、岡山高島屋などがある岡山市北区本町の市役所筋の東側で1平方メートル当たり164万円、前年より9.3%と大幅に上昇しました。

岡山県は前年からの上昇率が、都道府県庁所在地で1位になっていて、岡山市中心部の再開発が進んだことなどが要因とみられています。

また、標準宅地の平均変動率は1.3%と、2年連続で上昇し、上昇率も昨年より大きくなりました。

一方、香川県の最高路線価は、高松市の高松丸亀町商店街で1平方メートルあたり36万円と、去年より2.9%上昇しました。

商店街周辺でのマンション建設が上昇の要因と考えられています。

また、標準宅地の平均変動率はマイナス0.6%で、1992年をピークに31年連続の下落となっています。