高級食材も“代替”で「いろんな機会で食べられるようになれば」
代替食品は他にも様々なところで開発されています。コース料理のような豪華な一皿。存在感を放っているのは、世界三大珍味の1つ「フォアグラ」…ではなく代替食品の「グラフォア」です。
開発したのは大阪に本社を置く「日本ハム」。余りがちな鶏のレバーを使って、フォアグラのような食感と深い味わいを再現しました。
(日本ハム・新規事業推進部 望月太郎さん)
「しっかり形は残っていてこんがり焼けているけれど口どけはいいという、この絶妙なバランスが一番苦労しました」
フォアグラは鴨やガチョウに大量の餌を与えることによってできる肝脂肪で高価な食材なのですが、鶏のレバーに豚などの脂身を混ぜるなどして本物そっくりの味を再現。値段も3分の1ほどになったといいます。
(日本ハム・新規事業推進部 望月太郎さん)
「生産を禁止する国が増えたり、調達が難しくなったりしているというところが大きくあります。グラフォア(代替品)がいろんな機会で召し上がっていただけるようになったらいいなと思っています」