長崎市の新庁舎では初めてとなる火災訓練が28日、消防と合同で行われ避難の手順などを確認しました。

「訓練火事だ。食堂で訓練火事だ」

訓練は長崎市役所3階の食堂から出火したという想定で行われました。
新庁舎で火災訓練が行われるのは今回が初めてです。

訓練には市の職員のほか、市議会議員も加えたおよそ130人が参加し、避難の手順を確認したほか、6階で逃げ遅れた人をはしご車を使って救出する訓練も行われました。

酒井晶央記者:
「市役所屋上に来ています。高層階からの避難の際はこちらからヘリコプターで行われます」
19階建ての市役所は10階までしかはしご車が届きません。

このため、屋上にはレスキューを意味するRと書かれた緊急救助用スペース設けられ、ホバリングさせたヘリコプターに吊り上げて救助を行うことになります。

鈴木 史朗 長崎市長:
「これからもですね、いろんな想定の下どんなシチュエーションにも災害に対応できるように、しっかり訓練を重ねてまいりたいと思っております」

長崎市役所では今年は2回訓練を予定しており、次回は冬に行われます。
もしもの際に被害者を出さないよう訓練に力を入れていくとのことです。