先月、北朝鮮が打ち上げに失敗したロケットの残骸から、韓国軍がエンジンの部品とみられるものを発見したと、韓国メディアが報じました。

北朝鮮は先月、「軍事偵察衛星」を打ち上げようとしましたが失敗し、ロケットは朝鮮半島西側の黄海に落下。その後、韓国軍がロケットの2段目とみられる残骸を海中から引き揚げ、アメリカ軍と分析を進めています。

こうした中、韓国の朝鮮日報は28日、韓国軍高官の話として、引き揚げた残骸から燃料をエンジンに供給する「ターボポンプ」と呼ばれる部品と推定されるものを発見したと伝えました。このターボポンプとみられるものの中には、ロシア製らしき部品が多く含まれているということです。

朝鮮日報は「北朝鮮の大陸間弾道ミサイルの技術水準を明らかにする核心となる部品を確保した」と解説しています。

韓国軍は、この報道について「事実関係は明らかにできない」とコメントしています。