プロ野球定番の“応援”シーンが戻ってきます。ソフトバンクホークスは、新型コロナの影響で禁止していた「ジェット風船」の使用を4年ぶりに再開すると発表しました。一方で、沖縄県内の新型コロナの“感染”が急速に拡大しています。第9波の入り口との見方もあるようです。

尾身氏「第9波の入口」 沖縄は“警報級”

福岡ソフトバンクホークスは、新型コロナの影響で禁止していた『ジェット風船』の使用を、4年ぶりに再開すると発表しました。

解禁されるのは7月15日からですが、風船を口で膨らますことは引き続き禁止で、専用のポンプを使う新しい風船が販売されます。

新型コロナが5類に移行され、これまでの日常が戻りつつある中、新規感染者数は増加傾向にあります。

26日、沖縄の玉城知事は…

沖縄県 玉城デニー 知事
「夏場に向けて感染拡大し続けた場合、2022年の第7波を超えることを想定しなければならず、インフルエンザであれば『警報級に匹敵』するという危機感を持っています」

沖縄県内の1週間あたりの推定感染者数は、3週続けて前の週を上回り、急速に拡大しています。

26日、岸田総理と意見交換をした尾身氏も…

政府分科会 尾身茂 委員
「『第9波の入り口』というふうな見方を多くの人がしていると思います」

沖縄の状況については…

政府分科会 尾身委員
「沖縄の場合は、ちょっと他の地域に比べて、ワクチンの接種率が低いというところも事実としてある」

尾身氏は、医療ひっ迫にもかかわるとして、高齢者ら重症化リスクの高い人を守るために、ワクチン接種の検討を改めて呼びかけています。