国民民主党の大塚耕平参議院議員が、2025年4月に任期満了を迎える次の名古屋市長選に立候補することを表明しました。現職の河村市長はどう対応するのでしょうか。
(名古屋市 河村たかし市長)
「選挙ですから、いろんな人がいらっしゃるのは結構なこと」

26日午後、次の名古屋市長選挙についてこのように話した河村市長。
(名古屋市 河村たかし市長)
「前回の選挙の時に次は出ないと言ったのは事実だけど、その後どうなったのかはなんとも言えない」
市長の任期満了は再来年(2025年)4月ですが、早くも次の市長選について言及した理由は…。
(大塚耕平 参議院議員 25日)
「次期参議院選挙には出馬せず、名古屋市長選にチャレンジさせていただきたい」

25日、国民民主党代表代行の大塚耕平(おおつか・こうへい)参議院議員が支援者ら約800人を前に、次の参議院選挙に出馬せず、名古屋市長選挙に無所属で立候補することを表明したためです。
大塚さんはことし4月にも立候補に意欲を示していたものの、正式な出馬表明は25日が初めてでした。
(大塚耕平 参議院議員)
「自分の気持ちが固まっている以上は、早めに表明をして十分な準備をしたい。ひょっとすると市長選が早くなる可能性もあると聞いているので、そういう事態にも備えてこのタイミングで公式の会合で発言した」
このタイミングでの出馬表明は、通常国会が閉会したことに加え、衆議院が解散した際に河村市長が衆院選に出馬し、市長選が早まる可能性を見越してのものだということです。
26日、大塚さんは記者会見を開き、改めて市長選への出馬を表明。
(大塚耕平 参議院議員)
「名古屋は愛知や日本全体を引っ張る意味で、非常に重要な位置づけにある。産業・経済・スタートアップ、こういうものにもっと潜在力があるのでしっかりとやりたい」
現時点での公約として医療や、産業、教育など幅広い分野で整備を進めていきたいと話しました。