--小湊愛巳調査員(TUFアナウンサー)「(福島県の)会津にやってきました。今回のボスからの指令は、『会津の伝統スーパーフードを探れ!』。スーパーフードとは一体どんなものなのでしょうか?」

まずは街ゆく会津の人たちに聞き込み!すると?

--小湊調査員「会津伝統のスーパーフードが何かご存知ですか?」
--通行人男性「ソースカツ丼とかですか?」
--通行人女性「馬刺しとか?」
--通行人男性「ニシンの山椒漬け?」
--タクシー運転手「カレー焼きそばとか?」

出てくるのはメジャーな会津グルメばかり。更なる情報を求めて聞き込みしていると・・・。

--小湊調査員「今、会津伝統のスーパーフードを探しているんですけど、何かご存じですか?」
--農作業男性「スーパーフード?あぁ、オタネニンジンってやつでよ。」

『オタネニンジン』!?そして隣の畑でも。

--農作業男性「オタネニンジンとか・・・。」

また出た!『オタネニンジン』!

--農作業男性「人間の体みたいに、脚みたいなのが何本もついていて、ものすごく健康と体にはいいみたいですよ。」
--小湊調査員「聞きました?『オタネニンジン』ですって!しかも何やら脚がいっぱい生えてるみたいですよ。」

『オタネニンジン』とは一体何なのか!?そして、オタネニンジンこそがボスが求めるものと信じて、手がかりを探していると・・・。

--小湊調査員「あれ?ちょっと待ってください。ありましたよ!『おたね人参ハーブティ』ですって。」

確かに看板には、『オタネニンジン』の文字がはっきりと!潜入したのは、居心地が良さそうな、おしゃれな雰囲気の食堂カフェ。素材にこだわった体に優しいメニューが人気なんだそう。

早速、『おたね人参ハーブティ』を飲んでみる。

--小湊調査員「うん、どくだみ茶のような感じですね。優しい甘さも感じます。体に良さそうです。」
--西本真理子さん(食堂カフェ ハレの日)「この『オタネニンジン』は喜多方にあります清水薬草さんで栽培・加工したものを使っております」

有力情報ゲット!『オタネニンジン』は喜多方にあり!

--小湊調査員「どんな形しているんですかね?」
--西本さん「お化けみたいです。」
--小湊調査員「お化けみたい!?」
--西本さん「根っこがたくさん生えているので・・・。」

これまで集めた情報をもとに、『オタネニンジン』のイメージを描いてみる。

--小湊調査員「じゃじゃーん!」

--小湊調査員「脚がいっぱいあるって言っていて。ニンジンなので普通にヘタがあって・・・。」
--カメラマン「大丈夫?これ、(小湊調査員の)子どもも見るよ?」
--小湊調査員「え~!?どうする?やめとこうかな、見せたくない!」

目指すは喜多方!
やってきたのは、漢方薬やその原料の製造販売を専門としている創業77年の薬草の専門店。

--小湊調査員「会津伝統のスーパーフードって、『オタネニンジン』で合っていますか?」
--清水琢さん(清水薬草店)「はい。『オタネニンジン』で合っています。」
--小湊調査員「それってズバリ、これですね?」
--清水さん「そうですね、はい正解・・・はい正解です。」
--小湊調査員「ありがとうございます!」

そして、ついに本物とご対面!

--清水さん「こちらが会津産の『オタネニンジン』です。」 
--小湊調査員「すごーい!根っこがかなり長くて、そして何本も生えていますね。」

これが会津伝統のスーパーフード『オタネニンジン』。その栽培の歴史は古く、江戸時代に始まり、当時の会津藩では重要な収入源として盛んに栽培されていた。

--清水さん「江戸時代末期には(会津は)日本で一番大きい、オタネニンジンの産地になりました。」
--小湊調査員「一番だったんですか?」
--清水さん「一番ですね。輸出も始めたのも一番初め。」
--小湊調査員「すごいですね。」

朝鮮人参や高麗人参とも言われるこのオタネニンジン。その特徴といえば・・・。

--清水さん「このままでも食べることはできるんですけど、やはり多いのは『天ぷら』ですとか。丸々1本食べると、少し血がのぼるといいますか、元気になるといいますか・・・。(※効果には個人差があります)」

滋養強壮・疲労回復・免疫力強化などの効果が期待されるオタネニンジンは、まさに元祖スーパーフード。何やらおすすめの食べ方があるそうで。

--小湊調査員「わー!美味しそう!」
--清水さん「炊き込みご飯になります。」

乾燥したオタネニンジンからは、いい出汁と風味が出るんだそう。いつもの具材に好みの量を混ぜて炊くだけで、栄養満点の炊き込みご飯に変身。

--小湊調査員「食感も柔らかくて、甘みが強くなっていて美味しいですね。苦さとかも全くなくって、炊き込みご飯で手軽に食べられるのがすごくいいです。」
--清水さん「ぜひ食べ物として体にもいいオタネニンジン、たくさんの方に食べていただきたいですね。」

300年以上も昔から会津の人々を支え続けてきた『オタネニンジン』。それは時代を超えて今もなお会津の地で大切に受け継がれていた。

そして、会津にはこんなおすすめスポットも! 
オタネニンジンの持ち味を存分に生かした料理が味わえて、元気になりそう!

そして、疲れた体を優しく癒してくれる、『オタネニンジン風呂』でゆったりのんびり。皆さんもぜひ、お試しあれ!

--小湊調査員「会津伝統のスーパーフードは、『オタネニンジン』でした。これでミッションコンプリートです!」

WITH!
福島県内にて毎週夕方4時~放送中
(2023年6月24日放送回より)
※「MISSION」バックナンバーはこちら
 https://00m.in/tuf_MISSION

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▼今回紹介した店舗
★食堂カフェ ハレの日
[住  所]福島県会津若松市中町4-11
[営業時間]11時~18時30分
     (金・土は21時30分まで)
[定 休 日]木曜日・日曜日

★清水薬草店
[住  所]福島県喜多方市字3-4835
[営業時間]9時~18時
[定 休 日]日曜日・祝日

★宿泊・日帰り温泉・レストラン 
 新鶴温泉 んだ
[住  所]福島県会津美里町鶴野辺字
      上長尾2347-40
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