「約束を反故にされた」文通費改革の舞台裏
自民党の茂木敏充幹事長は今年1月、万博会場となる夢洲の視察後に、大阪府内の焼き鳥屋で維新の吉村共同代表や遠藤国対委員長ら幹部と食事をした。焼き鳥は松井前代表の大好物。松井前代表の意向を踏まえて“焼き鳥屋”というチョイスだったが、当日松井前代表は体調不良で無念の欠席となっていた。
その席で茂木幹事長は、旧文通費改革は党内調整をして、しっかりとやっていくと自ら話を切り出したという。吉村共同代表と遠藤国対委員長は「幹事長自らわざわざ言及してくれたのだから、幹事長を信じよう」と旧文通費改革の前進に手ごたえを感じたという。
背景には、去年の臨時国会に続き“協調路線”を歩む立憲と維新の連携にくさびを打つ狙いもあったとみられる。
しかし、憲法改正やエネルギー問題などをめぐり歩調が合わなくなり、2党の連携が解消状態となっていた今年5月。維新幹部のもとに1本の電話が入った。
「旧文通費改革、今国会は無理だ。参議院の幹部議員からの抵抗が厳しくまとまらない」
自民党の幹部からこの電話を受けた維新幹部は、
「幹事長のことを信じすぎてしまった、約束を反故にされてしまった。予算成立まで気を遣って静かにしていたが、もっとガンガンやればよかった」と悔しそうな表情で語り、所属議員に“会期末まで質疑の際には、ことあるごとに文通費改革の話を出して暴れるように“と通達した。














