映る姿は“誇張やアピール”? 内部映像が示す“真実”とは・・・

山本恵里伽キャスター:
入管にはウィシュマさんが亡くなるまでの約2週間、295時間分の映像が存在します。しかし、今現在、裁判で開示されているのは、その中の5時間分だけです。それでも、ウィシュマさんが自分で動けない様子、そして、病院に行くことをお願いする様子も確認できました。
こうした様子を当時の職員は、どう見ていたのか。入管の調査報告書では「仮放免許可に向けたアピールとして実際よりも誇張して主張しているのではないか」と書かれています。つまり「本当の訴えではない」と捉えていました。

国側は今回の映像について、「深夜から早朝は限られた人数、対応策は限定される」「基本的には、その時々の状況を踏まえた適切な対応をしている」などと主張しています。

カンニング竹山さん:
誇張してやっているとすれば、「それはない」と思います。あそこまで衰弱しますかね。なぜ病院に連れて行かなかったのかと納得いかないし、疑問が残ります。

残りの295時間の映像を開示するかですが、過去に前例があるならやればいいのにと思います。やらないとなると、疑問点が残りますよね。

小川彩佳キャスター:
遺族の方の不信感も当然だと思います。