梅雨を彩るアジサイ。県内の「あじさい寺」の名所をこちらも色鮮やかなスイーツとともに訪ねます。
 まずは、石川県能登町のあじさい寺「平等寺」。およそ1000年前に建立され、毎年6月中旬から7月にかけて、境内と裏山が色鮮やかなアジサイで埋め尽くされます。

◆石川映夏アナウンサー
「いつ頃からこうやってアジサイを植えていらっしゃるんですか?」
◆平等寺 上野弘道名誉住職
「平成元年ですね。ちょうど35年前からアジサイを植栽してあじさい寺ということで頑張ってきましたたくさんの人にお参りしていただくお寺にしたいなという夢と、当時旧柳田村ですけど村おこしが行われていて、その村おこしの一助になればなと思い、皆さんのお力添えがあってやってきました」
平等寺では、およそ130品種が楽しめます。

こちらは「カシワバアジサイ」。葉の形がカシワに似ていて、円錐形の花が特徴です。


ヤマアジサイを代表する「マイコアジサイ」
◆上野住職
「ヤマアジサイはこういう風に葉っぱが小さいんですね。花も小ぶりですし大変清楚な花ですね。日本古来の花なんですよ。ここに植えてあるのが「舞姫」。踊るお姫様。という品種でこれもヤマアジサイですね。」


人気の「紅(くれない)」。飾り花=ガクの色がおよそ10日で白からピンクそして深紅に変わります。


◆石川アナ
「能登で私が見つけた、アジサイに合うスイーツがこちらです。色鮮やかなアジサイのような、バウムクーヘン」
石川県珠洲市で1913年(大正2年)に創業した菓子店「メルヘン日進堂」の看板商品です。

◆石塚愛子店長
「私で4代目なんですけど、3代目の社長が東京へ修行に行った時、街で見かけた木のようなお菓子に釘付けになりまして」
それを学んで帰り、人口が少ない珠洲で菓子店を続けるために先代がバウムクーヘンに力を注ぐことにしました。

伝統の珠洲焼をイメージした進化系バウムクーヘンも!
◆石塚店長
「こちらは能登産野菜を練り込んで、着色料一切使用せず、野菜だけで色付けしたバウムクーヘンになります。

◆石川アナ
「あじさい寺」平等寺で能登野菜を練り込んだバウムクーヘンいただきます!カボチャやホウレンソウ味が感じられて、とってもおいしいです。あじさいを見ながらの!バウムクーヘン格別でした。」