梅雨の晴れ間で暑さが本格化です。6月16日の静岡県内は強い日差しが降り注ぎ、静岡市では今季初めて気温が30℃を超える真夏日に。静岡市清水区の小学校では体育の授業を受けていた3人が熱中症にかかり救急搬送されました。
この暑さによって、集団熱中症が発生しました。静岡市消防局によりますと、16日昼過ぎ、静岡市清水区の小学校で体育の授業をしていた児童らが頭痛や吐き気を訴えました。児童3人が救急車で運ばれましたが、いずれも軽症です。
かき氷の音を聞くと、夏を連想される方も多いのではないでしょうか。石垣イチゴを冷凍して削ったかき氷。16日きょうは飛ぶように売れたそうですが、理由はうだるような暑さです。
<伊豆川洋輔記者>
「天候に恵まれない日が続いていましたが、きょうはうってかわって快晴です。気温もぐんぐん上昇し、午前中で、すでに30度を超えています。暑いです」
午前中から強烈な日差しが降り注いだ県内。静岡市では、午前のうちから30℃を超える真夏日に。結局、今季最高の31℃を記録しました。このほか、川根本町、浜松、三島も真夏日に。県内全域が暑さに見舞われました。
<街の人>
「鼻の汗がとまりません」
「日陰で生きていきたい。日陰で取材をしていただきたいです」
「お出かけ日和なのはうれしいですけど、暑すぎる。水分こまめにとりながら、なるべく日陰を歩いています」
この暑さの中で、奮闘する人たちも…。
<とり酢鳥冠 能條光秀代表>
「暑いっすよ。日差しがもう痛くなってきたもん。刺すような日光になってきた」
静岡市役所近くの焼き鳥店。テイクアウトのみを扱う昼の時間は、高騰する電気代を抑えるためエアコンを我慢して営業しています。
<とり酢鳥冠 能條光秀代表>
「昼は1人なので我慢して。少しでも電気代をね、何とかしてほしいよ」
熱中症を予防し、暑さを乗り切ってほしいと、老舗ラーメン店も知恵を絞っています。静岡市葵区の「フジメン」では、夏限定のラーメンを売り出しています。
<フジメン 萩原潤子さん>
「冷たいらーめん、お待たせいたしました」
「冷たいしょうゆらーめん」は、通常のラーメンと同じ自慢のスープを使用していますが、油は一切入っていません。さっぱりと食べられ、熱中症予防に必要な水分と塩分もばっちり。暑い日にぴったりです。
<フジメン 萩原潤子さん>
Q.このハート形のものは何?
「つゆを凍らせたものです。味が薄まらず、ずっと冷たくなるようにスープを氷にしてあります。熱中症防止対策で、冷たいものをおいしく食べてもらえないかなと思って」
県内では17日と18日も気温が上昇し各地で真夏日になる予想で熱中症には注意が必要です。
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