「花嫁のため」から「2人のため」へ

話は逸れますが、例えば「新婦からの手紙」だけではなくて「新郎からの手紙」があったり、挙式中に行われる「花嫁のヴェールダウン」のかわりに「ジャケットセレモニー」と称して、新郎のお母さんから新郎にジャケットを着させてもらう演出があったりと、「花嫁のため」ではなく、「2人のため」という考え方に変わってきているそうです。いまはそういう時代なんですね。

ご祝儀のリアルに迫る!

さて、本題に戻ります。今は折半するカップルが多いという結婚式の費用ですが、そうは言っても、今も昔も変わらずあてにしちゃうのが『ご祝儀』ですよね。どのくらいの金額が集まるのか?これで全額まかなえちゃったりするのでしょうか?実態が、こちらです。

ご祝儀総額 全国平均180.4万円

黒字になる人も10%前後いるそうなんですが、たいていは自己負担が発生するということです。ちなみに、挙式、披露宴・ウエディングパーティーにおけるカップルの自己負担額の平均は・・・

147.3万円

ということでした。

ただ、2人の門出を見届けていただくために本来、皆さんを「招待」しているわけですから、むしろ「これだけ皆さんが出してくださっている」と言ってもいいのかもしれません。

実際に包んだ額は?LINEアンケート

ではでは、山口県のみなさん、ご祝儀はいったいいくら包んでいるのでしょうか?実際に包んだ額をmixのLINEアンケートで聞いてみたところこのような結果となりました。

【基本的にいくら包む?(友人・同僚)】

1万円以下 11人

2万円   18人

3万円  286人

5万円   19人

それ以上   3人  (337人中) ※4万円は0人

圧倒的に3万円が多く、85%を占めました。

続いて、友人・部下・きょうだいなど、相手によって、金額を変える?か聞いてみると…

【相手によって金額を変える?】

はい   260人

いいえ   61人

わからない 16人

変える人が多く、77%となりました。

その理由で圧倒的に多かったのは…

家族、親族(いとこなど)は5~10万円という回答。

中には、

・夫婦参加で10万円

・20万円、30万円、100万円という強者も!

・末広がりで8万円

という意見もありました。

一方、1万円や2万円など少なめに包む場合の理由は…

・学生だったから(就職したばかりで…など金銭的に余裕がない)

・遠方での結婚式で出費がかさんだから

・そこまで仲のいい友人ではなかったから

など。

逆に、

・思い入れのある部下、親友、とてもお世話になった人には5万円

という回答もありました。

また、出席できない、披露宴がないなどといった理由で、せめてもの気持ちとして1万円を包んだ、というパターンも多くありました。

ご祝儀にまつわる新郎新婦びっくりエピソード

これに対して、受け取った側である新郎新婦はどう思っているのか?エピソードと合わせてご紹介します。

【ご祝儀 新郎新婦エピソード】

・1万円や2万円の人が何人かいて、びっくり。赤字になったので困った。
・お金に余裕のない同期がご祝儀を2万円くれて、無理させたなと思った。しかも1万円札1枚と5000円札2枚で、ちゃんと割り切れない枚数にしてくれていて感激した。
・ご祝儀袋の中に、何も入っていなかった
・祝儀袋の名前のところに新郎新婦の名前が書いてあった

さらに、ご祝儀について、ちょっと面白い話もいただきました。

【ご祝儀 おもしろエピソード】

・お米券

・ドル、ウォン(新婚旅行の行き先がアメリカや韓国…なら素敵?)

・全部1000円(厚みがすごかった)

・77777円(縁起を最優先)

・宝くじ

気になるけど、今さら聞けない…疑問に答えます!

このように、ご祝儀ひとつとってもこれだけ話が出るわけです。ただ、結婚式で発生するお金はこれだけではありません!mixのLINEアンケートには、その他に気になることとして、こんなものがあげられていました。

【今さら聞けない気になる事】

Q.お車代はどこまで出す?

Q.遠方からのお客様の場合 宿泊費は支払う?

Qお手伝いのお礼の相場は?

Q.乾杯してくれた人へのお礼は必要?

Q.お返しは要りませんと言われた時の対応は?

Q.末広がりの8万円、偶数だけどあり?

これらの質問には、気になるけど今さら聞けないという声もたくさん添えられていました。ということで、視聴者の皆さんからいただいた「今さら聞けないお金のあれこれ」、ゼクシィの担当者に1問1答形式で聞いてみました。

Q.お車代はどこまで出す?

ゼクシィ西日本版編集長・竹林真理奈さん

「新幹線とか飛行機とか高速道路を使ってきてくれたゲストには全額もしくは半額の交通費を用意する方が望ましいですね」

Q.遠方からのお客様の場合 宿泊費は支払う?

竹林さん

「お二人の懐事情によりますが、気持ちだけでもお支払いした方がいいと思います」

Q.お手伝いのお礼の相場は?

竹林さん

「一般的には受付をしてくれた人だと3000円~5000円、司会の方には1万円~3万円とか。現金でお渡しすることもあれば、最近だとお礼の品を気持ちとして用意する方もいらっしゃいます」

Q.乾杯してくれた人へのお礼は必要?

竹林さん

「主賓スピーチと同様の金額もしくはお礼の品で気持ちを伝える方が多いです。1万円が平均的ですね」

Q.お返しは要りませんと言われた時の対応は?

竹林さん

「ゲストから辞退された場合は、本当にそう思っている場合も多いので、無理やり渡す必要はありません。後日あらためてお礼をお伝えするなどでいいと思います」

Q.末広がりの8万円、偶数だけどあり?

竹林さん

「基本的に結婚式で『“8”なんて割り切れる数字で渡すなんて』と怒る人は非常にまれです。いいと思った額を渡すのがいいですね」

その他、サプライズで余興や動画を作ってくれた人へのお礼は、それにかかった手間などのレベルにもよりますが、だいたい1万円~3万円くらいお渡しされる方、あるいは後日お礼の品を送られる方が多いということでした。

山口県民、新郎の衣装にお金惜しまない?!

ちなみに…なんですが、ゼクシィの調査データから、こんな事実も判明しました。山口県民は、新郎の衣装にかける金額が日本一高いんです。新郎の衣装代が全国平均16.5万円に対し、山口県民は、20.5万円。ちなみに、山口県民の結婚式の総額平均は236.7万円で、全国平均と比べて70万円弱少ないそうで・・・。

※新婦の衣装にかける金額は46万円(全国平均は47.8万円)

ただ、山口県については、調査の回答者数が少ないのであくまで参考程度にということでした。

以上、結婚式のお金あれこれでした。