改正案に職員「どうでもいいかな」「帰らない人は帰らない」

こうした中で、自身の仕事内容にも大きな影響を与えるはずである「入管法改正案」。どう受け止めているのか尋ねると、あっけらかんとした答えが返ってきた。
(大阪入管の現役職員)
「どうでもいいかなって感じです。(現場は)何も変わらないです」
「(強制送還を)やられたくない人は、2回だろうが3回だろうが関係ないんですよ。飛行機の中でワーッって大きな声出せば当然搭乗拒否になりますから、変わらないです。入管法の改正になって3回目(の難民申請)以降は相当な理由、あろうがなかろうが帰らない人は帰りません。抵抗しますよ。抵抗するだけの理由があるんですよ、本人には。個人によって違います。背負っているものも違いますから。でも帰りたくない人は帰らないです」
また、大きな改正点の1つ、収容者を仮放免する際に本人を監督する「監理人」制度についても、冷ややかな反応だ。
(大阪入管の現役職員)
「入管としては、もう収容が長引くのは叩かれるからその人に押し付けてしまえ的なところじゃないんですか。押し付けたところでということですよね」