知事就任当初は “話し合いでの解決”を目指すも…

こうした裁判を経て、去年就任した大石 賢吾知事は当初「話し合いによるダム問題の解決を目指す」として、現地を訪れていました。
しかし、話し合いはとん挫。去年9月以降、途絶えています。

大石 賢吾 長崎県知事:
「石木ダムと言うものは “治水” “利水”の面、両方ですけれども、県民の安全・安心を守るために、必要なものだと思っております。
行政の責務だと思いますので、そこはしっかりと完成を目指してやっていく必要がある」
田んぼに土砂残され 100年以上続いた米作りを断念

ことし3月の工事では、強制収用された田んぼに、重機による土砂の搬入も行われました。
その後、工事はストップしていますが、土砂は残されたままで田んぼは使えない状態となっています。