春先のこの時期、家の軒下などに見られる“ツバメの巣”。その巣を何者かが破壊する心ない行為を防犯カメラが捉えていました。

発見した人:
「それはもうすごいショックでしたよ。まさか人の手によって壊されてるなんて思いもよらなかったので」

春の訪れとともに日本に帰ってくる、ツバメ。今の時期は、子育ての真っ最中ですが“人の手で壊された”というのが、あろうことか、ツバメの巣だったのです。

現場となったのは大阪府・枚方市。深夜の駐車場には、5人の姿が・・・。先頭を歩く人物は、角材のようなものを持っています。くるりと1回転させると、建物に近づきます。そこにあったのが、子育て中のツバメの巣だったのです。



上部を突き始めた次の瞬間、ツバメの巣が破壊され、落下。慌てて避けた直後、猛ダッシュで逃げる様子もカメラはとらえていました。



発見した人:
「ここ5、6年は毎年のように帰ってきてくれているツバメなので、また今年も帰ってきてくれたなと思って見てました」

毎年見守り続けているというツバメ。巣を破壊され、無残な姿となっているのを発見した男性は・・・

発見した人:
「当初は許せない行為だなと思ったが、そういうことを平気でできるその子たちの気持ちが悲しいなと」



男性は、建物の軒先に巣の代わりに小さな箱を設置。ツバメはきょうも元気にしているそうです。