“ゼロコロナ政策”でマンションから出られない井村屋社員も

同じく三重のこちらの会社も…

(井村屋グループ中国事業代表 近藤久嗣さん)
「上海がロックダウンですから、大連で作ったものを、上海のお客様の倉庫に入れたくても、運送業者が運べない。厳しい状況が続いているのが現状」

あずきバーや肉まんでおなじみ、三重県津市に本社を置く井村屋。


中国には、北京と大連に4つの拠点があり、カステラの製造などを行っています。

北京では、上海のような事実上のロックダウンには至っていませんが、徹底的にコロナ封じ込めを図る“ゼロコロナ政策”で大きな打撃を受けていると言います。

(井村屋グループ中国事業代表 近藤久嗣さん)
「(北京の)事務所付近の地下鉄の駅は全部封鎖。まだマンションから出られない社員もいる。ロックダウンやゼロコロナ政策を見直してほしい」

さらにトヨタ自動車にも上海ロックダウンの影響が…。

上海からの部品供給滞り トヨタは日本国内10工場停止


24日トヨタ自動車は、5月と6月の生産計画を発表し、上海ロックダウンの影響で国内14工場の28ライン中、10工場16ラインの稼働を25日から、最長で5日間停止するということです。


理由は、上海からの部品供給が滞っているからだということです。

対象となるのは愛知県豊田市の元町工場や、高岡工場で生産するノアやヴォクシー、ハリアーなどで、これまでの半導体不足の影響に加えて、追い打ちがかかる形となります。

このため国内でおよそ5万台の車の生産に影響がでる見込みです。


トヨタ自動車は、上海ロックダウンの影響で5月16日から21日にも国内8つの工場で稼働を一時止めています。