「アメリカ軍は、コンパクトレーションが充実しているから強い」
ロシアが動員をかけられない、兵士を増やせない理由として、兵器の不足以外にアレストビッチ氏は意外な点を指摘した。

元ウクライナ大統領府長官顧問 アレストビッチ氏
「ロシアの中国への要請の中に“30万人分の食料(軍用食料キット)”という項目があった。これは兵士のための食料すらないということ。兵士のための食料はスーパーでは買えない。軍人専用のものが必要だ。ロシアは2024年2月までに大規模な作戦を行う能力を失うと思う」

食料については兵站の補給路の問題は語られてきたが、兵士の食べるものが足りないことなどこれまで話題に上がることはなかった。だが、戦争が長引く中で確かに最重要課題かもしれない。
国際情報誌『フォーサイト』元編集長 堤伸輔氏
「例えば戦車が無い、あるいは銃が無い…、これは確かに戦力に関わるわけですが…。食料というのは、兵士という名の武器を動かす燃料なわけです。戦場でコンパクトレーションというんですけれど兵士用の食料というのは最も重要。アメリカ軍なんかは、コンパクトレーションが充実してるから強いといわれる。例えば、保存性が高くなければいけない、カロリーが高くなければいけない。必ずチョコレートなんかも入ってる。国によっては嗜好品も届けていて、例えばイタリアなんかはワインが入ってる。暑い時期でもすぐには悪くならない、それで美味しい…。なのでロシアが食品製造業を転換してコンパクトレーションを作らせようとしても簡単にはできない」
アレストビッチ氏は2024年2月にロシアが大規模作戦能力を失うと期限を明言したが、その意味は…
朝日新聞 駒木明義 論説委員
「”2月までに”っていうのは政治的な発言だと思います。2024年3月にロシアの大統領選があるので、“そこまで持たないよ”って言いたい気持ちが伺えました…」

















