客観的な視点で指導ができる…

インテック 先端技術研究所 神田柚紀さん:
「こちらはカメラ1台の映像から人の姿勢を推定して、トランポリン競技の演技を解析し、採点項目であったり、コーチングに必要な情報を計算するようなシステムになっています」

これまでは人の感覚的な印象や目視で練習を重ねましたが、このシステムの導入で客観的な視点で指導ができるようになります。

「関節の角度とかを見ることで姿勢を何の姿勢をとっているかを判定することができる」

監督:「たとえば1回目よりも2回目のほうが高い位置で(回転)がかかってて、男子だとさらに3回目のほうが高い位置で回転がかかっていて、それがすごく分かりやすい」

いままでも競技姿勢を解析するシステムはありましたが、従来のものと大きく違う点があるといいます。

神田さん:「今までの技術で人の動きを撮るとか姿勢を撮るというと沢山カメラを置いたり、体にマーカーをつけたり、モーションキャプチャーという方法をとる必要があったんですけど、このシステムでは普通の一般的なカメラで撮影した動画になるのですけど、手軽に人の姿勢を検出して解析することができるのが特徴と思います」

過去の練習映像やライバル国の映像を解析することも可能になるといいます。

女子トランポリン強化本部 丸山章子 監督:「たとえば同じ技を1回乗って2回するってときに、何が違ったかというところを口頭では伝えられるんですけど、さらにそのシステムで映像で、証明できれば、選手たちも分かりやすく理解できるんじゃないかなと思っています」