Q.知事として国にアクションを起こす考えは?
当然今までやってきたことは踏襲しますし、せっかく関係閣僚と会うチャンスがありますので、その他の県政の課題についてもしっかりと要望なり意見を申し上げていきたいと思っています。
Q.念押しですが知事として最終処分地にしない等の確約を求めていく考えか?
まずはそこからスタートします。
Q.選挙戦は「青森新時代」を掲げて戦ってきましたが、今後県政運営に当たってもこのフレーズを使用していくか?
(「青森新時代」は)選挙のときのキーワードで、これからも青森県政を担っていく上でも使える場面では使っていきたいと思いますが、いきなり訓示で青森とはやらないと思います。そうやって「新時代」という職員をチェックしたりしませんので大丈夫です。
Q.県政運営に当たってのモットーやこだわりたいことは
もうシンプルなんですよね。困った人を助けて頑張ってる人を応援するだけなんですよ。もうその二つに集中して県庁の職員と一生懸命やっていきたい。
Q.県民との対話型の政治のやり方を求めた理由は?
シンプルなんですよ。政治って誰のためにあるかというと市民であり、県民であり、住民のためにあって。それを実現するために何をしなければいけないかと言えば、ちゃんとその人の話を聞くっていう。その人の話を聞いて、その人が今悩んでることが全体の話なんであれば、しっかりそれをやらなければいけない。
個人的な悩みであっても、よく耳を傾けると「あっ、これは全体の話だな」となれば解決しなければいけないですし、そういうことを繰り返してやっていける政治家っていうのは私は本物だと思っていますし、それは別に誰かの背中を追いかけてるわけじゃなくて自分自身がそういう思いでずっと政治をやってきています。
Q.学校再編などについて大改革や何かビジョンはあるか?
硬直的なんですよね。いま考え方が。学級が40人いないと、クラスの人数が40人ということが前提で、そのクラスの数が5校なのが重点校とか。そういう杓子定規で全部決まっていて、それに当てはめる方程式ができている。高校再編方程式っていうのができていて高校再編方程式に当てはめて統廃合が進められている。
だからそこに地域の気持ちとかより、まず子供たちの未来っていう方の視点が欠けているように私はずっと思ってきているので子供たちの未来をどう青森県の中で作っていくのかという視点で高校の再編とか、そういうことは考えていく必要がある。
再編というか高校改革っていうのはしていく必要がある。そうすると必ずしも今はクラスの人数とかクラスの数そのものにこだわらなくても勉強はできる環境にあるわけですね。オンラインを駆使したりだとか、あるいは先生の配置っていうものも硬直的にやる必要はない環境にあるはずだと私はずっと思っているので、そうしたことを反映して子供たちの夢をしっかり応援する体制を構築するような高校改革・高校再編に取り組んでいきたいと思います。
Q.やり方を根本的に見直す考えか
今、青森県のこの先の未来のためにどんな人材が必要ですかっていうところの問いかけからスタートしないと。日本とか世界で活躍する人材を青森県で育てるために、どんな教育のシステムが必要ですか。どんな学校が必要ですか。どんな学科が必要ですか。その中でどんな教育のシステムが必要ですか。っていうことを考えていった結果としての高校のあり方というふうに思っていますので、その辺の一部として例えばGIGAスクールとかICTを活用するとかということはあると思いますけれども。目的をしっかり見極めて改革に進んでいくような形を作っていきたいと思います。
Q.知事という立場に宮下氏という人間がなった意義は?
意義ねぇ…。自分がなった意義。これから考えていきます。
Q.今回党派を超えた選挙になったかと思うんですけれどもどう違ったのか?
まさにそれはこれから皆さんがどういうふうに記事を書くかを楽しみにしている部分です。
Q.娘さんからはどのようなお言葉をかけられたか?
もうなんかいっぱい来てて、どこに行ったかわからないんですけれども。「友達からいっぱいお祝い来たよ」っていう間接的にお祝いを伝えられました。上のお姉ちゃんから。
Q.直接「おめでとう」みたいなのはなかったか?
昨日は遅かったから。でもお礼は伝えました。2人の娘に。LINEで。ただ今日学校もあって、まだ返信は返ってきてない。既読になってない。
Q.今回の当選は改めて墓前のお父様に伝えましたか?
きのう、むつに1回投票のために戻りましたのでそのときには「終わりました」というか。そういう報告というか。焼香をあげて来ましたので。勝利の報告は父にというよりは本当にむつの人たちに。地元に早く帰ってね。報告したいんですけれども。なかなか公職選挙法の関係もあって祝勝会などはできないので、どうやって報告したらいいかなというふうなことは今ちょっと悩んでいます。父よりもまず地元の本当に応援いただいた・心配していただいたむつ市民の皆様とそして、下北の人たちにお礼を言いたいですね。もちろん全県の皆様にもお礼を言いたいですけれどもね。
Q.選挙期間中はスーツ姿の人は街頭にあまりいませんでしたが、街頭演説の中で宮下氏本人も「ひとたびスーツを着れば」のようなフレーズを使っていましたが今日はスーツ姿ですか?
これは私服です。みんなにスーツ以外の服を着てもらったことにも一つ大きな理由があって、やっぱり県民としての意思。これを示していただきたかったっていうことですね。政治家ということ。どこの政党ということ。どこの地域の代表ということ。以前に県民であるということの意思の中で、私達の陣営に参加していただいたという意思を示していただきたい。皆さんは本当に快く袖を通していただいたので県民選挙が実現できたというふうに思います。このあと新聞社がいろいろ書いたとしても私はそう思っています。