サッカー明治安田生命J2のいわきFC。3日にホーム戦が行われましたが、熊本に完敗しました。ただ、試合には、福島県白河市のサッカークラブに所属していた永井颯太選手を応援しようと、心強い後輩たちが駆けつけました。
3日、いわきFCの試合会場に到着した1台のバス。降りてきたのは、白河市のサッカークラブ、ホワイト・リバー・フットボール・クラブに所属する小学3年生から中学1年生までのおよそ30人です。
後輩の児童「ワクワクしながら来ました」
後輩の児童「永井颯太選手が頑張っているところを見たいので見に来ました」
みんなのお目当てが、いわきFCの永井颯太選手。小学5年から中学卒業までこのクラブに在籍していた先輩を応援しようと駆けつけました。
恩師・遠藤淳さん「一言で言うと、サッカー小僧ですね。リフティングやドリブルは本当にひたむきにたくさん練習していたのが一番の印象ですね」
子どもたち「颯太先輩、パワー!」
高橋広季アナウンサー「正午を回り、晴れ間がさしてきて天気は回復してきました。後輩たちの応援を力に変えることはできるのか、永井選手は今日ベンチスタートです」
永井選手の後輩たちが見つめるなか、降格圏の21位のいわきは、ホームで12位・熊本と対戦しました。
試合は、前半から熊本に圧倒される展開に。前半16分にサイドから崩され先制を許すと、その6分後にも失点し、いわきは、見せ場なく前半が終了します。
そして後半、苦しい状況のなか、永井選手がピッチへと入ります。さっそく永井選手がボールを持つと、得意の鋭いドリブルを仕掛け、観客を沸かせます!
さらに試合終盤にも永井選手がみせます。相手陣内の深いところでボールをもらうと再びドリブル突破!ゴール前まで迫るも、ネットを揺らすことはできず、いわきFCは0対4で熊本に完敗。降格圏脱出とは、なりませんでした。
サポーター「よく頑張ったー!、次、頑張れば関係ないよ!」
永井選手の応援に来た後輩たちにとって、間近で見た先輩の勇姿に刺激を受けたようです。
後輩の児童「いろいろなプレーを見られてすごく嬉しかったです」
恩師・遠藤淳さん「チームの勝利のために自分の持ち味を果敢に発揮してゴールに攻め込む姿は本当にまぶしかったですね」
いわきFC・永井颯太選手「勝って一緒に喜べたら良かったなと思っているんですが、すごく試合中の応援が力になりましたし、今日のプレーでよりサッカー好きになってくれたり夢を持ってくれたらなと思います」
子どもたち「颯太先輩、これからも頑張ってください」
いわきFCは敗れたため、降格圏の21位のままとなっています。
