「量がちょうどいい」実際に購入している方は

とある保育園の前に設置されている惣菜自販機タスミィ。
午後6時ごろ、子どもの迎えにやってきたお母さん、お父さんたちが続々と惣菜を購入していきます。

子ども(5歳)
「(ごろごろ野菜のキーマカレー)おいしかったです」

子ども
「(ポークビーンズ)食べたことないから食べてみたいの!」

購入した母親
「一袋が1.5人前なんですよ。なので1(親)と0.5(子)で、量がちょうどよかった。値段も正直ちょうどいいと思います。2人で400円だったら安いですからね。」

作り置きが切れたときに利用してみようと考えていたお母さんが、この日初めての購入。息子さんが興味津々でボタンを押します。

子ども(5歳)
「前からみてたのよ。7番(コーンが入ったクリームシチュー)にしよう。だってこどもメニューだもーん。」

自分で選んで、楽しく買うことができました。
設置から約1か月半、働く親だけでなく、子どもたちからも人気の自販機となっています。
また、タスミィは保育園の外に設置されているため、誰でも購入することができます。

きっかけは“お父さん” 実体験から誕生

タスミィを発案したのは、ハウス食品グループの石井英貴さん。
2年前に妻が妊娠中、4か月間1人で家事・育児を行うことになりましたが、その時体験した大変さがきっかけとなりました。

疲れ果てた石井さんが保育園に行ったとき、園長先生に「保育園の給食を売ってください」と言ったこともあるそうですが、やはりそれは難しい・・・。
そこで「食事作りの助けになるものが欲しい」と、勤め先のハウス食品グループの新規事業プログラムに応募し、見事選ばれました。
タスミィの子育て応援チームが立ち上がり、2021年には試作品を検証、2022年にメニューの開発、そして2023年4月に販売開始となりました。

コメンテーター 渡辺満里奈:
そういう生の声が一番大切だと思うし素晴らしいです。どんどん使ったらいいと思います。

(ひるおび 2023年5月29日放送より)