先月、日本国内のホテルなどに宿泊した外国人の数が、新型コロナ感染症の流行以降で初めて1千万人を超えたことがわかりました。

観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によりますと、先月、日本国内のホテルや旅館などに宿泊した外国人は去年4月の19.5倍となる延べ1038万人でした。

1千万人を超えるのは2020年1月以来で、新型コロナ感染症の流行以降としては初めてです。

新型コロナ流行前の2019年4月と比べると、92%にまで回復しています。

日本人も含めた全体の宿泊者の数は4763万人となり、去年4月の1.4倍に増え、コロナ禍前の2019年比ではおよそ94%にまで回復しました。

外国人宿泊者を国・地域別にみると、今年3月、最も多かったのはアメリカで、2位が韓国、3位が台湾と続き、東アジアからの訪日客が多くなっています。