台風2号が接近している沖縄。湿度が連日80%を上回っているほか、29日には今年初めての真夏日を記録するなど、蒸し暑い日が続いています。

この湿度の高い梅雨の時期にリスクが高まるのが『熱中症』です。

熱中症は水分やミネラル不足、暑さなどが原因で発症します。厚労省の調査によりますと、2018年以降、熱中症で死亡した人は1000人を上回るなど、死につながるリスクがあります。

また、晴れて気温が高い日に屋外で活動している際に発症するイメージがありますが、実は夜間や室内での熱中症に大きな危険が潜んでいます。

高温多湿となった30日未明、RBCの島袋記者に熱中症の症状が出ました。その夜はクーラーを使用するか迷いましたが、扇風機のみを使って就寝。そのおよそ2時間後、体に異変を感じたといいます。

島袋記者「最初は寝苦しさを感じただけだったが、そのうち足や腕の筋肉がぴくぴくと痙攣し、その後さらにめまいと吐き気、頭痛があり、横になることもきつくなった。眠れば大丈夫と思ったが、目を瞑るのも気持ち悪くて、何もできない状況に陥った」

その後、複数回の嘔吐を繰り返し、気がつけば体温は38℃を超えていたと言います。体の自由が利かない中、水分補給をしたり、シャワーで体を冷ましたりしたものの特に効果は見られず、命の危険も感じたため夜間に病院を受診しました。

島袋記者「子どもも小さく、エアコンを使用して風邪をひいたら大変だなとか、悩んだ上で使用を控えたが、まさか熱中症になるとは思いもしなかった。翌日になっても頭痛や吐き気が続き、体調は万全ではない。熱中症は風邪とは異なり、体の不調が数十分の間に加速していった。特に夜間だったため、理解できないうちに体が動かなくなる。次々と起こる体の異変に命の危険も感じた」