■古畑キャスター
「塩だけというのが引き立ててくれているのかソバの味が本当によくする。それでいてつるんと入っていく初めて食べるそば」
毎日、朝の始まりはそば打ちから。
その日の分だけ石臼で製粉します。
■紡ぎ町田哲也大将
「ひきたてが香りが一番いいので、石臼でひくことで(石は)熱を持ちづらいのでソバの実にストレスを与えない。香りを出しやすい」
振舞うそばは香りを大切にする一方、締めのメニューとして、10割でもさらっと食べられるように県産のそば粉を独自にブレンドしています。

■紡ぎ町田哲也大将
「夢だった料理屋ではソバは絶対に出したかった。他の店には負けたくなかったので10割しかないなと自分の中で決めて」
町田さんは、調理学校を卒業後、老舗の旅館だった「御本陳藤屋旅館」で日本料理の板前に。
同じ店で接客をしていた由起子さんと28歳で結婚し、夫婦で和食店を持つ夢を抱いてきました。
35歳でミシュランガイドにも載る金沢の日本料理店で修行を始め、その店の大将からのある提案が2人にとって大きな転機となります。

■紡ぎ町田哲也大将夫妻 「料亭の大将が『お店を出したいという志があるなら一緒に働くのが君たちのためになるんじゃないか』と言ってもらえてつとめられるだろうかと。子どももまだ小さかったので思っていたが断れない状況だったので(修行に)入りました」














