採れたての果物や野菜を東京の人たちに楽しんでもらおうと、JR中央線の特急を利用してサクランボとトマトが運ばれました。

JR東日本八王子支社では、収穫されたばかりの農作物などを電車で運び、都内の駅周辺で販売する企画をおととしから行っていて、これまでにイチゴやモモなどを販売してきました。

27日は、山梨県南アルプス市で、朝収穫されたサクランボ100パックと、甲斐市で26日に収穫されたトマト150パックが、JR甲府駅を午前9時43分に発車する特急で運ばれました。

特急を利用することで、日持ちがせず普段は県外に出回らない品種や、新鮮な農作物が、市場に出荷するよりも早く消費者の手に届くため、農家は期待を寄せています。

また、今回は東京駅に到着したあと、駅周辺以外で販売する実証実験も兼ねていて、東京・日本橋の商業施設で店頭に並んだということです。