「大樋橋西交差点」高架化が完了しても、その先が...

岡山から倉敷へ向かう場合、大樋橋西交差点がスムーズに通れるようになっても、そのすぐ先の「古新田」「妹尾東」「妹尾西」交差点が渋滞しているため、結局のところ渋滞の列が「大樋橋西」まで伸びている、なんてことが多々あるのです(【画像】で詳しく現象を解説)。

「大樋橋西が高架化されたのに、その先が詰まっていて結局渋滞」の図
なぜならその先の「古新田」「妹尾東」「妹尾西」に信号があるためです

更にはその先にも「早島中」「新田」といった、県内屈指の渋滞ポイントが控えています。

「国道2号の渋滞を何とかしてほしい」

そんな中、伊原木隆太岡山県知事が会長を務める「国道2号岡山バイパス渋滞対策促進期成会」の総会が5月25日に開かれました。実はこの「促進期成会」は長い歴史があります。

設立から63年「国道2号岡山バイパス渋滞対策促進期成会」の総会(5月25日)

1960年に設立された促進期成会。そもそもの目的が、当時まだ存在しなかった「国道2号岡山バイパス」の早期建設でした。その頃から岡山県の二大都市「岡山~倉敷間の幹線道路の整備」は念願であり課題であったことが伺えます。

国道2号バイパス全通(1999年3月24日 浅川~福治間開通により)
岡山市立体化工事(2007年1月)
早島~加須山6車線化(2003年3月10日)

そしてその「国道2号岡山バイバス」が全通したのが1999年。その後も「早島IC~倉敷市新田6車線化(2003年)」「岡山市内の交差点立体化(2008年)」などが実現されてきました。【画像】にもあるように、もはや開通前はどのような景色だったか思い出せないほど、国道2号バイパスの存在は当たり前になりました。

更には先に取り上げた「古新田」「妹尾東」「妹尾西」に加え、「無津(早島町)」「加須山(倉敷市)」の5つの交差点の立体化が2022年度に新規で事業化が決定しました。それでも...。