今年の春に大学を卒業した人の就職率は97.3%で、3年ぶりの上昇となったことが分かりました。厚生労働省は「おおむね新型コロナが流行する前の水準に戻ってきている」としています。

厚労省などの調査によりますと、今年の春に卒業した大学生の就職率は今年4月1日時点で97.3%でした。去年の同じ時期と比べて1.5ポイント上がり、3年ぶりの上昇となりました。

コロナの影響が落ち着き、企業の採用意欲が高まっていることなどが要因とみられていて、厚労省は「おおむね新型コロナが流行する前の水準に戻ってきている」としています。

また、厚労省は、この春に就職ができずに卒業した人に対して、引き続き就職支援を行っていく方針です。