「家族で保護できる」GPS iTSUMOとは

アーバンテック 辻和宏さん:「実際これ認知症で徘徊される方に持ってもらえれば、位置がわかるものなんですけど」

「やっぱり認知症で徘徊される方って持ってくださいと言って持ってもらえるものじゃない。こういう靴につけてもらうことによって、ご本人が履きなれた靴に専用カバーをつけるんですけど、本人は靴を履いて出ていただければ位置が分かる。その時の距離感でだいたいこの辺というのが示すようになる。今建物の中なのでこんな感じで」

奈良県にある福祉用具を扱う会社、アーバンテックが運営するGPS端末「iTSUMO」。
のべ1万件以上の利用実績があり、スマホで簡単に位置情報を検索できるのが特徴で、行方不明をなくす「切り札」とも言えます。

アーバンテック 辻さん:「おじいちゃん、おばあちゃんが行方不明になった時に右を探せばいいのか左を探せばいいのかどこを探せばいいのかわからないというのが一番今の問題。それiTSUMOを使っていただくことで居場所が分かりますのでそこにお迎えに行けば保護できるんですね。今、現在は探せなかったら警察に保護願を出すことが多いが警察に保護願を出すことなくご家族自身で保護できるというところが一番大きなポイントかなと思います」

「もう一つの特徴が介護保険を利用させていただいているというところ。もちろんGPSは介護保険を適用ではないんですけども徘徊探知機器として登録をさせてもらってますので、その結果福祉用具店とかケアマネージャさんがしっかりサポートしていただけるのが大きな特徴」

しかし、この端末について、富山県ではあまり利用が進んでいません。