行政の行方不明対策は…
富山市の対策を取材すると・・・

富山市長寿福祉課 瀬川健太郎さん:「富山市では認知症高齢者徘徊SOS緊急ダイヤルというものをやっております。これは認知症による徘徊の恐れのある方を事前に登録し、その方の徘徊に気づいた方が専用のダイヤルに登録すると市内約550協力団体に情報を配信し可能な範囲で捜索にするものになっております」

富山市が運営するSOS緊急ダイヤル。
行方不明になると警察や消防、コンビニなどの協力団体に行方不明者の情報をメールで発信、捜索に協力してもらう仕組みです。SOS緊急ダイヤルに登録すればGPS端末も有料で借りることができます。

富山市長寿福祉課 瀬川さん:「GPSに関しては同居している家族を対象に貸出しをしているものになっております。こちらは有料になっているんですけどGPSですのでそれを持っているだけで位置情報を発信していますので場所を特定できる」

「(SOS緊急ダイヤルは)徘徊高齢者を早期に発見し高齢者の安全を守ること、そのご家族の精神的、身体的負担を軽減するために考えている事業になりますので、そういったご家族の方是非登録していただければと思います」
外に出てしまった高齢者の位置情報を検索できるGPS端末をめぐっては、いま全国で利用実績を伸ばしているGPS端末の会社があります。
