2021年の衆院選をめぐる『裏金要求問題』で書類送検されていた新潟県の星野伊佐夫前県議について、新潟地検は5月24日付で不起訴処分としました。
この問題は、自民党の泉田裕彦衆議院議員が、衆院選で星野伊佐夫前県議から2000~3000万円の裏金を要求されたと訴えていたものです。
泉田議員の刑事告発を受けて警察は、2022年9月に、星野前県議を公職選挙法違反の疑いで書類送検していました。

新潟地検は5月24日付で不起訴処分としたと発表しましたが、不起訴とした理由は明らかにしていません。
星野前県議は「全くの無実が証明された。納得いくもので喜んでいる。泉田さんに対して身も心も離れてしまっている」とコメント。

一方の泉田議員は「告発から処分までの間に県議選があり、星野氏は立候補できずに社会的制裁を受けたことの結果と受け止めています。民主主義の根幹をなす選挙が金の力で左右されることが二度と発生することがないように期待します」とコメントしています。